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皮膚膿瘍:切開排膿
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適応
軟部組織の膿瘍を治療する確実な方法は、外科的切開排膿です。抗生物質を投与するだけでは不十分です。
合併症の無い化膿性病変では、切開排膿により症状は著しく改善します。

禁忌
  • 感染はあるが、膿瘍を形成していない場合
    • 膿が限局化する前に切開を行うことは、理論的には有害な行為となる可能性があります。感染の改善が遅延し、時に処置がきっかけで菌血症となることがあるためです。


必要物品
  • メスと充填用のガーゼを加えた標準縫合セット
  • 滅菌ガーゼ
  • 皮膚消毒薬
  • 局所麻酔薬(1%リドカイン〈1%キシロカイン®〉)
  • 局所麻酔用の23~26G注射針と注射器
  • メス(11番、尖刃)
  • 止血鉗子
  • 洗浄用の注射器と生理食塩水
  • 充填用ガーゼ
  • ドレッシング用品


解剖
  • 上皮:皮膚角化細胞に由来する重層扁平上皮の外層
  • 真皮は密度が低く、毛細血管と神経終末を含みます。
    • 網状層は真皮の最深層で、毛嚢、汗腺、皮脂腺を含みます。

     <皮膚の解剖学的構造>
         sebaceous gland:皮脂腺        
         sweat gland :汗腺
         hair follicle:毛嚢
         capillary:毛細血管
         nerve:神経
         Epithelium:上皮
         Dermis :真皮
         Subcutaneous fat:皮下脂肪

図 2 : 皮膚膿瘍
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図 4 : 必要物品
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図 5 : 皮膚の解剖学的構造    出典:Robinso JK, Anderson ER: Skin structure and surgical anatomy. In Robinson JK, Hanke WC, Sengelmann R, Siegel D: Surgery of the Skin. Philadelphia, Mosby, an imprint of Elsevier, 2005, p. 4.
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ケア
  • 患者に患部を高く上げておくように伝えます。
  • 次回来院まで、ドレッシングやシーネを外さないように患者に指示します。
  • 適切な鎮痛薬を投与します。
  • 膿瘍の痛みは排膿によりかなり軽減しますが、術後の鎮痛薬が必要とされることがあります。
  • 次回外来を予約します。

  • 抗生物質療法
    • 一般的な皮膚膿瘍の予防と治療のために、抗生物質の投与が有用であるかどうかは、まだ証明されていません。
    • 免疫力が低下している患者や、免疫は正常でも蜂窩織炎、リンパ管炎、または悪寒や発熱などの全身症状を示している患者には、抗生物質の投与を考慮します。

  • 皮膚の市中感染性メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(CA-MRSA)の管理
    • CA-MRSA感染による皮膚膿瘍の場合、切開と排膿が治療の基本となります。
    • 適切な外科的処置に加え、抗生物質を投与することが、感染拡大を抑えるために有効と考えられます。

  • 顔面の膿瘍の管理
    • 顔面の膿瘍は慎重に扱い、患者を頻繁にチェックします。
    • 切開排膿後に膿瘍が回復するまで、ブドウ球菌をカバーする抗生物質による治療と、微温湯洗浄を行うことが推奨されています。
    • 美容的に重要な部位にある創傷は、いったん完全に治癒してから再手術が必要になることがあります。
    • この場合、治療開始後の早い段階で、患者に再手術の可能性があることを知らせます。

合併症
  • 一過性菌血症
  • 海綿静脈洞血栓性静脈炎(顔面中央部の膿瘍の切開後)
  • 神経血管の損傷
  • 感染症の拡大
  • 瘢痕化
  • 感染症の再発
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